生徒1人に1台のタブレットを使用する授業で、アクセス出来なくて困っている【セッション数に問題がある?】
●問題点
タブレットを使用して授業を行うと、ある一定数のタブレット台数以上を接続すると、インターネットには接続できているが、サイトが表示されないという問題が発生することがあります。その原因としてはセッション数の上限に達していると考えられます。
●解決策
生徒1人に1台のタブレットを使用して授業を行う学校が増えています。しかし、仮に2クラス60名が同じ時間帯にネットにアクセスするとある一定のタブレット台数を接続すると、それ以上のタブレットでは、インターネットには接続できているが、授業で使うアプリのページを開いても真っ白で、何も表示されないという問題が発生する場合があります。(症状はまちまちですが)
これは、同時に使うタブレット台数(ソフトウェア数)が契約している回線に付与されているセッション数の上限に達しているからです。
このような問題を回避するためには、プロバイダ契約を変更し、セッション数の上限を上げることです。
●解説
タブレットを活用しての授業は近年になって導入されたので、多くの学校側ではノウハウがまだ追いついていない状態です。
どの授業でタブレットを用いるのかも決まっておらず、運用も手探り。そのため、授業を始めてから特定の台数以上で接続するとアプリが利用出来ないという問題が浮上することになります。
そこにはセッションの問題があります。インターネットの接続には、従来のIPv4と新しい規格であるIPv6があります。IPv4はスピードが遅いので、比較的混雑していないので、スピードが速いというIPv6を選択することが多いと思います。
ただし、通常、プロバイダーから提供されているIPv6プラスなどは、プロバイダーによってIPV6が分割され、提供されているサービスのため、セッション数の上限が設けられていることが多くあります。
その場合、タブレットでソフトを動かしていると、9台のタブレットのソフトは動くけれど、10台目からはインターネットはつながっているのにそのサービスは使えない、という問題が起こります。これは9台のタブレットでセッションの上限をオーバーしてしまうためです。