生徒1人に1台のタブレットを使用する授業で、アクセスが遅くて困っている【アクセスポイントに問題がある①】

●問題点

学校でタブレットを使用して授業を行う際、通信速度が出ないという問題が発生することがあります。その原因としてアクセスポイントが考えられます。

●解決策

生徒1人に1台のタブレットを使用して授業を行う学校が増えています。しかし、仮に2クラス60名が同じ時間帯に同じWi-Fiアクセスポイントに接続すると通信速度が低下するなどの問題が起こりえます。

この問題を解決するためには、アクセスポイントの数を増やすか、もしくは、アクセスポイントの機種をグレードアップすることです。

●解説

タブレットを活用しての授業は近年になって導入されたため、多くの学校では運用ノウハウがまだ追いついていない状態です。
どの授業でタブレットを用いるのかも決まっておらず、運用も手探り。そのため、授業を始めてからスピードが遅いという問題が浮上することになります。
また、書類上のスペックで計算すると問題ないが、実際に使用してみるとインターネットが遅く、授業ができない、ということが起こっています。

インターネット接続のため、ルーターを使い、各エリアごとにWi-Fiアクセスポイントを設置します。
原理的には1つのアクセスポイントには最大255台がつながるようになっています。
ところが、タブレットを用いて30人で授業をすることを想定していたのに、2クラス合同で60人が集まった場合、ひとつのアクセスポイントに想定以上の接続するため、全員のインターネットが遅くなります。
この問題は、アクセスポイントの数を増やすことや、アクセスポイントの機種をグレードアップすることで解決できます。
Wi-Fiアクセスポイントは一般ユーザー向けと法人用では価格が10倍違うことがあります。それはスペックが大きく違うからです。