学校だと無線でつながらない、もしつながったとしても不安定【MACアドレスフィルタリングが原因】
●問題点
学校だと無線でつながらない、つながるが不安定。
家だと全く問題ないため端末の問題は考えにくい。
学校でも他の端末は無線で使用出来ているため、無線機器の故障も考えにくい。
こういった場合に、MACアドレスをランダムで設定する機能が影響している場合があります。
●解決策
各端末でMACアドレス変更機能を無効にしてみることで解決出来る場合があります。
各OSの実際の設定手順は、下記通りになります。
(OSの更新状況により順序や名称が若干異なることがあります。)
●iOSの場合
- 設定より「Wi-Fi」をタップ
- ネットワークの横にある情報ボタン をタップ
- 「プライベートアドレス」をタップして、オン/オフを切り替えます。
プライベートアドレスを使わずにネットワークに接続している場合は、プライバシーに関する警告に理由が表示されます。
●Androidの場合
- メニュー画面から「設定」をタップ
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「Wi-Fi」をタップ
- 設定を変更したい「Wi-Fi(SSID)」をタップ
- 「詳細設定」をタップ
- 「プライバシー」をタップ
- 「デバイスのMACを使用する」を選択
- 「保存」「接続」などのボタンをタップ
●Windowsの場合
- 設定より『ネットワークとインターネット』を選択
- ネットワークとインターネットの “Wi-Fi” より『既知のネットワークの管理』を選択
- 既知のネットワークの管理より “(対象のWi-Fiアクセスポイント)” を選択し『プロパティ』を選択
- 対象のWi-Fiアクセスポイントより『ランダムなハードウェアアドレス』のオン/オフを切り替えます。
各OSによって変更項目の名称は異なりますが、機能としては同じになります。
機能無効にして、すぐ解消されない場合は無線ルーターの再起動も合わせてお試しください。
●解説
今回問題として上げている機能は、元々プライバシー対策強化のために追加された機能です。
接続に問題が発生しなければ、セキュリティ面としては、機能は有効にしておくことを推奨致します。
ただし、複数の機器で似たような機能が働くことで干渉してしまい動作が不安定になる場合があります。
今回の場合では、無線ルーター自体にセキュリティ強化のためMACアドレスフィルタリングという機能がついていた可能性があります。
この機能とiOS14、Android 10、windows10(更新状況による)から追加されたMACアドレスをネットワーク毎にランダムで変更する機能が干渉してしまい無線につながらないやつながりにくいといった症状がでたと推測されます。
今回ご説明の機能が影響している場合は、最近増えてきている傾向にありますので、原因不明な場合は一度お試ししてみてください。